90年代ファッション好きの過去と現在

お気楽メンズファッション日記

BEAMSはもう怖くない

ちょっと前の話だが、カード会社の請求の中に、Amazonで注文した覚えのない商品の請求がきたことがある。どうやら不正にアカウントに侵入されて、勝手に買い物されていた模様。その商品のお届け先は、自分が前に住んでいた住所だった。犯人が商品を受け取れるわけでもないのに、何の目的でそんなことをするのかよくわからない。単なるいたずらなのだろうか?値段は3000円くらいのものが2つと、そこまで高額じゃないのもよくわからない。

 

とにかくAmazonカスタマーサービスに事情を説明すると、クレジットカードの利用を停止して、あとは盗難保険がついてるから、カード会社に申し立てを行い、売り上げを取り消してもらってくださいとのことだった。で、カード会社に連絡すると「補償することはできるが、商品をキャンセルすることになるので、それをすることで今後あなたがAmazonを利用できなくなる可能性があります」ということだった。ちょっと待って。Amazonをこれから永久に利用できなくなったらすっごく困るんですけど。まだ40年くらい生きるつもりでいるのに。Amazonってめっちゃ今後の私の人生に必要ですよ。だったら6000円を失ったほうがいい。「でもAmazonに問い合わせたらカード会社に補償してもらえとのことだったんですけど」と言うと「え?Amazonさんが言ったんですか?でもそういう可能性もあるということです」と何かすっごい脅しにきこえたんですが、まあAmazonの人が言ったことを信じて売り上げを取り消してもらいました。その後、何事もなくAmazonを利用することができているので一安心だ。

 

こんな風にトラブルが起きたとき、いつも弱いのは個人だよなぁと感じている。

 

悪口はできるだけ実社名では書かないように心掛けているんだが、今回は元々は自分が悪かった話なので、あえて実社名で書かせてもらう。

 

自分がまだスタイリストをやっていた頃、ある雑誌の撮影で、BEAMSのプレスでレザーソールのブーツをリースしたことがある。靴はモデルに履かせるとき、汚れないようにソールに底張りといってテープを貼るんだが、レザーソールの場合、どうしてもそのテープの跡がついてしまう。そんなことは重々承知しているので、ショップで借りた商品の靴などは、モデルではなく物撮りに使うようにして、モデルに履かせる靴は、サンプルのシューズを使うようにしていた。レザーソールなら尚更だ。BEAMSも店舗で借りた場合は、ロケでモデルに履かせたりしないが、それはプレスルームで借りたブーツだったので、サンプルと思ってロケでモデルに着用した。で、そのブーツを返却するとクレームが入った。

 

「ソールにテープ跡の汚れがあって、もう商品にならないので買い取ってください」とのこと。「え?サンプルじゃないんですか?」「うちはサンプルというのは特にないんです」「そういった場合、リースの時に物撮りのみで、履き撮りNGとかアナウンスしないんですか?」「そういうのが伝わってなかったのは申し訳なかったです。今後はアナウンスするようにします」みたいなやりとりをした。まあ、でも実際汚してしまったのは事実ではあるし、私の落ち度ということで、「わかりました。じゃあ買い取ります」でいったん話は落ち着いた。その後そういうことになったと、その雑誌の編集部に話をすると「そう言う事情ならそのブーツを編集部で買い取るから、この号の読者プレゼントにしよう」と素敵な提案をしてくれた。

 

で、早速BEAMSのプレスに連絡すると「この靴は、これから社内ミーティングでしばらく使うから、それが終了するまでしばらくお渡しできない」と信じられない台詞が。「でもこっちも読プレにしたいから、すぐに物が必要なんですが」「ですから社内で必要なので」「でも買い取らなきゃなんですよね?」「ええ。もうこちら商品にならないので」なんて身勝手な。このプレス君の話を、私の言葉に変換すると、今はまだ使うから商品は渡せないけど、おまえが汚したんだから責任とって買えよと。マジでふざけんなよと思いましたが、これ以上揉めてBEAMSでリースできなくなったり、借りづらくなるのは、雑誌メインのスタイリストとしては非常に困る。致命的だ。編集部にもこれ以上迷惑をかけて仕事がなくなっても困る。しかたなく、もうすべてプレス君の言う通り受け入れて、編集部には自分が買うから読プレにしなくていいですで丸くおさめた。

 

1カ月後、買い取って手元にきたブーツは、ろくにお金もあげてなかった自分のアシスタントにプレゼントした。喜んでけっこう履いてくれたから、結果オーライか。その後、またBEAMSプレスにリースに行ったとき、自分が買い取ったブーツの色違いが、自分が買い取ったブーツより全然ボロボロになって並んでいたのをみて笑ってしまった。こっちは誰も買い取らねぇんかーいと思ったが、自分とこのカタログかなんかの撮影で使ったんだろう。

 

でももし現在、同じ出来事が起こったら「すぐに商品渡さないなら絶対買い取らないから!」と1歩も譲らず駄々をこねると思う。だって今でもBEAMSは大好きだけど、今BEAMSに出禁になったって一向にかまわない。もうスタイリストじゃないから、BEAMSの代わりはいくらでもある。Amazonとは違う。いい気になるなよ。今でも根にもってるから。そして一生忘れないからな!

 

 

BEAMSに関しての過去ブログ

jackymouse.hatenablog.com